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「ビブリア古書堂の事件手帖」 第3話 本日のお客様は脱走犯!? ねたばれ



「ビブリア古書堂の事件手帖」 第3話 本日のお客様は脱走犯!? ねたばれ

ニット帽にサングラスをかけた、いかにも怪しい感じの男が ビブリア古書堂に1冊の本を持ってきたので、すぐに査定できる と言ったが、明日の16時に出なおしてくると言い去って行ってしまった。 その男が持ってきた本は、青木文庫という今では珍しいものではあるが、 その割には然程高値のつくものではない。

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しかし、その本の最終ページに「私本閲読許可証」という紙が 貼られていたことから、本を持ち込んだ男が受刑者ではないかと 志田(高橋克実)や甘味処の店長藤波(鈴木浩介)が疑いだした。 まさかそんな筈はないと栞子(剛力彩芽)や大輔(AKIRA)は否定するが つい最近刑務所から脱走した殺人犯の特徴が、ニット帽にサングラスと、 その男とぴったり一致するのだ。

そんな中、男=坂口(中村獅童)の妻で、しのぶ(佐藤江梨子)という 女性が店に現れる。しのぶは坂口が持ち込んだ「論理学入門」を 返して欲しいという。 その本は、昔坂口が寺で修行をしていた時高校の恩師からもらった本で とても大切にしていた本だという。しのぶと坂口を結びつけたのも この本で、妻しのぶにとっても思い出の本だというのだ。

大輔はしのぶの勢いに負けて本を渡してしまう。 しかしいくら夫婦とは言え、坂口が売った本を勝手に渡してしまっては いけない、と言うことで大輔はしのぶが務めるキャバクラを志田と訪れた。 しのぶは素直に本を大輔に返し、坂口としのぶの出会いについて 語りだす。

しのぶがホステスになったばかりの頃、しのぶは余りにおしゃべり過ぎて 店長に怒られてばかりいた。そんな時、客として店を訪れた坂口があまりに 無口なので、しのぶは30分無言で飲んでいた。すると坂口が「自分の話を するのは苦手だから、君のことを聞かせて欲しい」と言ったので、 しのぶはいつものようにしゃべり出し、そして最後には泣きながら 愚痴を語り出した。 「私ばかなんです。バカにはホステスは務まらないんです。 だから私はホステスには向いてないんです。」と。

すると坂口は激しくグラスを置いてこう言ったのだ。 「今君は三段論法を使った。この本にも書いてある。 三段論法はバカな人間には使えない。君は絶対にバカではない。」と。 そしてしのぶはその時、絶対にこの人と結婚すると決意したのだという。 その話を聞き、大輔は坂口が本を売ろうとした理由は前科を隠す為なのでは ないかと考える。しかし栞子は、10年以上付き合っているのにそれはありえないと言う。 もしかすると、他に何か奥様に言えないことが何かあるのではないか??

栞子・大輔・志田の3人は、坂口が売りに出した他の本を調べだす。 すると、「月刊日本のお寺」シリーズの2012年1月から2013年2月までの 15冊が売られていた。 それを聞いた栞子はやっぱりと呟いた。 「これで坂口さんの行動の謎がすべて解けました」

時間通り16時にビブリア古書堂に坂口やってきた。 本の査定額は100円。それを受け取ろうとした坂口に 栞子は尋ねた。 「このまま黙っているつもりですか? 奥さまに打ち明けなくていいんですか?」

その時しのぶが駆け込んできた。 「(この本を売る)ホントの理由を教えて欲しい。 どんな理由でも受け止める覚悟はできてるから。」 隠し通せないですよと栞子にも言われ、坂口はサングラスを外し しのぶに向かって真相を語り出した。

「ここまで近づいてももう、きみの顔がはっきり見えない。」

坂口は目の中に水がたまる病気で、もう治ることはないのだと言う。 本を売る決意をしたのは、もう本が読めなくなってしまったから。

栞子は坂口が定期購読していた「月刊日本のお寺」のここ3カ月分だけに スリップが挟まっていた・・・つまり坂口はこれらの雑誌を読んでいなかったことから、 彼の視力が急激に低下したのではないかと推理した様子。 目が見えない現実を受け入れようと、本を全部売ったという坂口。 しのぶが望めば、離婚もする覚悟だったという。 だが、謝る坂口によく分からないと言うしのぶ。

「いいか? 本というものは読まれるためにあるんだ。 いくら自分の手元に残したとしても、何の役にも立たない。 だったら他の誰かに・・・」

「あたしが読めばいいじゃない、声に出して」

「昌志君の目が見えてても見えてなくても、そんなのどうでもいいの。 私がずっとそばにいるから。 何か話したくなったらいっつも声が聞こえるところにいるから。 だってその方が絶対楽しいんだから。ねっ?」

しのぶの言葉を聞いた坂口は、論理学入門を売るのをやめると言い出す。 もちろん了承する栞子。 しかし・・・問題がもうひとつ。 坂口が受刑者だということ。

「私には前科がある」

坂口はしのぶに向かって再び話しだした。 食事をするのもやっとだった頃、お金欲しさに空き巣に入ってしまった。 しかし、本当にこれで良いのかと躊躇しているうちに家主が帰ってきて しまい・・・

今まで騙してきたことに謝罪する坂口。 だが・・・。

「やだな。急に改まっちゃって。何の話かと思ったじゃない。 分かってたよ、そんな事。」

なんとしのぶは坂口の過去に気づいていたという! 「バカじゃなければ分かるよ。 私はバカじゃないんでしょ? だからずっと前から分かってた。 これも三段論法?」

そう言って微笑むしのぶに、君と結婚してよかったと感謝する坂口。 それを見守る一同もしのぶの言葉にホッと胸を撫で下ろすが、 栞子はこれもまた、しのぶの優しい嘘だと見抜いていた。 「奥さまは知っているふりをしたんですよ。もし知らなかったと言っていたら、 ご主人は10年間ずっと奥さまをだましていたことになります。 ただでさえ病気のことを打ち明けられずに悩んでいたご主人に、 これ以上引け目を感じてほしくない。そう思ったんじゃないでしょうか」 そして夫も、妻の優しい嘘に気づかないふりをして、その嘘を有難く受け止めた。 「ご主人も奥さまの嘘に気付いていたと思います。 でもその嘘を暴いても何の意味もありません。 おそらく奥さまの優しさを受け止められたんでしょう」 大輔「いい夫婦ですね」 栞子「いいご夫婦です」


本当にイイご夫婦でしたね! 相手を愛するが故の優しい嘘。 ついついすぐに感情的になってしまう私には、目から鱗の ストーリーでございました。 見習いたいものです^^; さてさて次週は密室トリック?!密室から消えた宮沢賢治『春と修羅』! 犯人は家族の中に…? お楽しみに★



ビブリア古書堂の事件手帖 第2話のあらすじ・動画はこちら★



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